今回はレンジフードのクリーニングについての記事です。

とあるお宅からご依頼頂いた、
使用開始から10年経過しているケースです。
表面は綺麗で、フィルターの交換頻度も高そうですので、
外側の状態は美しく保たれており、
頻繁に掃除なさっているのが伺えますが、
それでも時々隙間から油が垂れてくると仰います。

早速見てみると・・
フードの色が黒である事と、写真が粗い為、
見づらいかと思いますが、
油と空気中の埃が表面に付着しています。
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フード内
続いて中は白いので、
その汚れ具合がよくわかりますが、
定期的にお掃除されている為か、比較的綺麗なもんです。
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それでは日々のお掃除が届かないところへ・・。
フィルターを外すと、ファンが出現。
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ファンの中心部を分解、撤去すると、
もう油が溶けかけのキャラメル状になって、
付着しています。

ちなみに写真にはありませんが、
細かい部分、下の方にいく程に
このキャラメル君が幅を利かせています。
そしてコイツが油垂れの犯人なのです!!

解体したファンの中心部は油のおかげで、
黄金色になっていて、遠目には綺麗ですが、
回転部にも関わらず、油と埃の絆がめちゃ固い。

フードはお手入れされているだけに、
表面的なヨゴレを取り除いてあげれば、
美しさはこの通り。
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フードの中も新品とはいかないまでも、
設置当初?!の白さが蘇ります。
Aフード内右から


頑固なキャラメル君の根城、
最深部のファン周辺、
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アップでみてももこの通り
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ファンの元々の色は、シルバーだったんですね。

ご自宅でお手入れされる際、
時間に余裕のある場合は、フードを外されると良いでしょう。
ファンの部分をいじって、動かなくなったりすると台無しですから・・。
理想を言えば
・油汚れは溜まってしまう前にこまめに拭きとる
・油汚れに対する掃除にはアルカリ系の洗剤等を吹きつける
 (マジックリン等が良いでしょう)
・電機系(コネクタ部)は水や洗剤をかけない様注意

更にいえば外せる箇所は外し、
浴室内の温水シャワーを使いながらすると、効果はてきめん。

是非お試しください。
(2010年12月26日投稿済) 
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