朝、生後2カ月の赤ちゃんがいる奥さまより
お急ぎのご依頼が入って、
早速現場へ急行いたしました。
『猫をケージに入れてほしい』とのご依頼。

・・・何の事やら??  お話を伺うと、
近づくとと『フーッ』と逆毛を立てて、
ケージに入れる事が出来ないのだそう。

病院での診療予約済で、
時間にもおのずと制限がある状況下、
正直山猫の様な、凶暴な猫なら怖ぇ~とビビりつつ、
お邪魔すると・・・。

あらら、可愛いアビシニアン。
とはいえ羊の皮を被った狼かも知れん・・。
軍手をはめつつ、優しく呼びかけて待ってると・・、
ものの2~3分でなついて問題なく
抱きかかえる事が出来ました。
これには奥さまも非常にビックリなさっていたのですが、
でもでも、ここで早合点のミスを・・。

お部屋の中には立派なケージがあり、
そちらの方へ入れてしまいました。
本当は手提げタイプのケージに入れて
診察を受けに行かないといけないのです。

診察はてっきり赤ちゃんの方だと勘違い。。
再度手提げの方へと思うのですが、
今度は猫ちゃんの方が逆毛モード。
無理に出そうとしても余計にへそを曲げるだろうと、
待っていると向こうからまた来てくれました。
檻が嫌なんでしょうね。

その後
奥さま、赤ちゃん、猫そして僕の4人で、
動物病院へ向かう道中、
色々お話をしていると、
出産の為一時実家に帰られた後から、
猫ちゃんは逆毛モードになったとの事。

多分この問題は
奥さまを赤ちゃんに取られたショック
からこうなったのでは?
なんて事を話してたのですが、
実際に診療所の方でも同じ事を云われました。

まるで妹や弟に母親を取られた
感覚に陥る子供の様に
猫や犬達はこちらが思う以上に繊細な
生き物なのかも知れません。
ヤキモチも焼くんですね。
アビシニアン

移動中もめっちゃおとなしく、
なついてくれて可愛かった~
このエントリーをはてなブックマークに追加  Check