近畿圏を遠く離れた某所からのご依頼です。

ドメスティックバイオレンスに関するお悩みです。

通常のご依頼と比べ、内容が大変デリケートである為、

写真はおろか特定しうる細かい情報には一切触れず進めて参りますので、予めご理解下さい。
ご依頼者(仮にAさん)には、小さなお子さんが一人。

DVの原因である男性とは妊娠・出産を機に籍を外れています。



この一つの決断に至るには過酷な日々と、

その塁が我が子に及ぶ事を危惧された事が大きな引き鉄となったようです。


さて本題のミッションはというと、

かつて元夫と生活を送られていたお宅から必要な荷物を引き上げる、

<ボディーガード兼雑用>というところです。

事前の電話問い合わせ時に、

「万一、鉢合わせになったらと思うと手が震える」

と仰り、正直言葉が出ませんでした。




待ち合わせ場所から現場へ移動、到着後すぐに作業に移ります。

部屋の壁や扉には、幾つものこぶし大に開けられた穴を

彼女が修復したとみられる跡が生々しく残っています。

そばで無邪気に笑う子どもとのアンバランスな光景を尻に着々と作業を続行。

最悪を想定していた鉢合わせもなく、スムーズに終了する事が出来ました。



この後まだ別の作業は続きますが、

その間Aさんから伺ったお話に自身が抱いていたDVなるもの。

その加害者、被害者の抱える問題について深く考えさせられました。



続きは次回。
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